深夜近くに外で見た月が、あまりにも高く、あまりにも明るくて、思わず心が昇華され、それと同時に哀愁が呼び起こされた。
この町へ来るまでは、自然が身近にあった。というよりも、見えたし、見ようとしていた。毎日、毎日、自然を感じていた。そして、毎日、詩人のようだった。
ほんとうに、自然が遠ざかるということは、悲しい。
どこから運命の輪は変り始めたのだろうか。
だが、如何なる状況になっても、ひたすら前へ進みたい。変えられるのは、そう、自分自身しかないのだから。
神は自分であり、自分は神である。
ふと、ニジンスキーのことを思い出した。
人間は小宇宙。誰もが皆、自分の内に神を内在させている。それを、どれだけ出せるか。
『愛』。非常に、難しい。でも、愛を深めていく努力はし続けなければならない。
人は恵まれた環境の中では、意外と容易く愛を放出することが出来る。しかし、苦境の中では難しくなるのだ。が、その苦境こそが最高の恵みでもある。
祝詞奏上。本当に、祝詞は否応無く教える。
今日、自己を少しだけ優先して奏上してしまった。茶を点てて御神前に献茶しているのだが、今日の茶のなんと不味いことだっただろうか。茶を点てる時から祈りは始っている。
明日は、自己を立て直して向おう。
あの島で祝詞を奏上したときの感覚。その感覚の中に再び浸りたいと思うのだが、それも難しい。
だが、あの感覚を覚えている限り、再び自分を昇華させることは出来るだろう。
自分との戦い。
月は、静かに静かに歌う。清楚な月の歌。
2008年11月13日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/109588082
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/109588082
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック


