2007年08月13日

私の我儘

薪能には、ほとんど年配の人たちで占められていた。子どもの頃、とは言っても19歳か20歳ぐらいの時であったが、母に連れられて能を見に行ったことがあるが、あの当時はただひたすら眠くなってしまった。
ただ、その場の気迫だけは、今も鮮明に心に残っている。

今回、家族で出かけた。子どもたちは興味ないだろうなとは思いながらも、一日ぐらいは家族ででかけようと、中学生の子を半ば強引に説得して連れて行った。

案の定、最初はこっくりこっくりと居眠り。しかし、辺りが暗くなるにつれ、舞台を見るようになっていった。
終ってからの感想は、面白いのか面白くないのかよく分からないというものであったが、面白くないと言い切らなくてよかったかなと。3時間半の薪能。

大学生の子は古典が得意だっただけに、のめり込むようにしてその世界に見入っていった。終ってから、面白かったねと。私のその年齢の頃とは全く違うものであった。母として、古典も娘に劣らないように頑張らねばと思うのであった。

夫は、ストーリーを知っておかないと分からないだろうと、パンフレットに書かれてある内容をしっかり読んでいた。
ただ、国内外への出張が続き、休日出勤も当たり前の状態。仕事もかなりのハードさを極める中での、私の我儘に付き合ってくれたが、さすがに帰る頃の夫の目の下には大きな隈が。
忍耐と努力の人で、ほとんどまったくと言っていいほど愚痴をこぼすことのない人。時間もほとんど無駄にすることもない。だから、その様子を見て、かなり体がきついのだろうと察することしばしば。

家族あっての私の状態。感謝に尽きるのである。


PS: そんな夫に、私が以前、「学校の先生って、すぐ忙しいという言葉を使って逃れようとするのよね。」と、話したとき、「忙しいということを言う前に、いかにそれをこなせるかの段取りを考えるのが当然のことだし、やらなければならないことならやって当たり前。やる前に、忙しいというのはおかしなことだ。」と、語ったのである。
posted by ミューシャ at 08:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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