今日は、この土地の人の所へ他府県から嫁いで来て10何年にもなるという人と話しをした。けっこう、意気投合。
彼女の場合、この土地の中でも地の人ばかりが集まる古い感覚の中に住んできたという。だから、あまりにも多くの感覚の違いを感じ、戸惑ってきたとのこと。
また、ここの人はまるで仮面を付けているようで、本音で話しが出来ないとも語る。それは、相手は決して本音を出さないし、踏み込まれるのを嫌い、よそ者をよそ者として蔑視する傾向にあるからだと。
だから、嫁いで来た時には、姑から「地味な服を着なさい、目立たないようにしなさい、よけいなことは言うな、よそ者と見られるのが困る」と何度も怒られていたという。
ふと気がつくと、自分は早くおばあさんにでもなってしまったかのように、とんでもなく地味で老けた人間になっていたと。
彼女は、お洒落がしたいと語る。そして、自分の生き方をしたいと語る。整った顔立ち、どことなく上品な雰囲気を持ち、きっとお洒落をしたら、かなり綺麗だろうなと思う。輝ける要素を秘めた人。
そしてまた、もし、自分がこの町から外へ出たとき、ここの雰囲気に慣れてしまっていて、人に対して本音を語れない人間になっていたらどうしようか。そして、自分がこの町に来て敬遠されたのと同じように、本音で語る人を疎ましく思ってしまったらどうしようか・・・・・。そんな心配もしていた。
この土地は、個性を殺す町。個性を嫌う町。そして、新しいことを怖がり、古いことにしがみ付き、それがへんなプライドを増長させている。
「この町は、時が止まっているかのよう。でも、きっと子ども達だけは先に進んでいるんだろうなと思う。」
この彼女の言葉に、きっと、希望があるのかも知れない。
2007年12月01日
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