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自由ヴァルドルフ学校設立のころ、シュタイナーは、「社会問題の中でもっとも緊急の課題は教育問題であり、教育問題の中でもっとも緊急な課題は教師の養成である」と語ったが、現在のわれわれは、HIVに対するときとまったく同じように、この緊急の課題に対して、解決すべき方策を何ももたずにいる。本書は、76年後のそのようなわれわれに対して、もっとも根本的な、多分唯一有効な提言を行っている。わが国の各地で活躍している「人類進化の前衛たち」に、この呼び声がとどくことを、願わずにいられない。
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この書が日本で出版されたのは1997年のことである。そして、やっと教育改革の声が上がってきたが、なかなか進展してはいない。
教育改革を最重要課題にしていた前安倍総理は、くだらない個人の利益しか考えていない政治家達と、目先のことしか考えられない一部の国民達に追い詰められ辞任。再び火が燃えるのはいつのことだろうか。
人智学は一つの教育学だと、シュタイナーは言う。
「人智学は、教育実践の領分まで及ぶときこそ、本来のありようを示すのです。教育学としての人智学を通して他の人の魂の中に働きかけるもの、それはまさに、自分の魂の真相から取り出してきたものなのです。すべての人の中にあるどんな可能性も、教育的に方向づけることができますが、そのためにも、人智学による人間認識は教育学になるのです。」

